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統計で見る家づくりの実態

2022.4.1

おはようございます!
シンプルノート東村山スタジオの染矢です。

さて、今回は
「統計でみる家づくりの実態」をテーマに
お伝えしていきますね。

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「フラット35」を提供する住宅金融支援機構の
投資家向け資料データによると
「フラット35」の2000~2020年度の
利用者122万人を分析したところ
1:借入年齢の上昇
2:借入額の増加
3:融資期間の長期化
この3つの要素が重なったことによって
ローンを完済できる年齢が
大きく上昇しているとのことです。

つまり、以前に比べると
老後に返済リスクを先送りする傾向がある
ということなのですが
このデータの結論としては
2020年にフラット35を利用した方が
ローンを完済する平均年齢は
73歳だということです

言い換えるならば
どんな状況であろうと
73歳まで働き続けることを前提として
家づくりをしている方が
数多くいるということですね。

それでは、もう少し掘り下げて
お伝えしていきますね。

借入時の年齢の上昇

借入時の年齢は2000年代前半の時点では
37〜38歳が平均だったようなのですが
その後、結婚年齢の上昇などに伴って
家を取得する年齢が引き上げられたため
2013年度以降は40歳あたりを
ずっと推移しているとのことです。

これに関しては
特に驚くこともない感じですかね。
しかし、次の借入額に関しては
この20年間でかなり変化しているようです。

借入額の激増

データによると
総融資額を融資件数で割った
平均融資額は
この20年間で
なんと1200万円も増えているとのことでした。
◎2003年度→1900万円
◎2020年度→3100万円

理由としては
金利負担が驚異的に軽いため
頭金の比率を減らし
逆にローンを増やす傾向にあること
資材価格の高騰や増税などの影響によって
住宅価格が上昇を続けていること
挙げられるようですが
今の住宅価格の動向を見る限りでは
この借入額については
今後ますます増えていきそうな気がします

融資期間の長期化

そして、借り入れが増えれば
当然、返済期間も長くなるのですが
データによると
2000年度にローンを組んだ方と
2020年度にローンを組んだ方とでは
ローン完済時の年齢が
5歳も違ってきているとのことです。

※2000年度にローンを組んだ人の
完済時の平均年齢が68歳に対し
2020年度にローンを組んだ人の
完済時の平均年齢は73歳らしいです。

60歳時点のローン残額

また、60歳時点のローンの残額も
借入額同様に爆上がりしています

2003年度にローンを組んだ方の
平均残額700万円に対し
2020年度にローンを組んだ方の
平均残額は1300万円と
2倍近い金額になっているのです

今は人生100年時代と言われるぐらい
日本人の寿命はどんどん延びているので
60歳以降も15年〜20年働くと考えれば
問題ないということなのでしょうか…

とはいえ
「ずっと健康で働くことができる」
そんな保証は、どこにもないので
もしもの時のために
備えておかないといけません。

なぜなら、これからは退職金だって
あてにならないかもしれませんので。

リタイア後の暮らしと家づくりのバランス

30代中盤までに家づくりをすれば
最長の35年でローンを組んだとしても
繰上げ返済をせずとも70歳までには完済できるので
借入額さえ間違えなければ大きな問題はないと思います。

しかし、その年齢を超えて家を建てるとなると
かなり慎重に予算や返済期間を設定すべきです。

というのも
フラット35を利用している45〜50歳の9割が
80歳近くまで返済することを前提として
住宅ローンを借りているのですが
これは住宅購入の選択肢は増えるものの
老後の返済リスクが、かなり高まってしまうからです。

若い時に貧乏になるのと
歳をとってから貧乏になるのとでは
天と地ほどの違いがありますからね…

事実、現在でも
「定年後もローン返済に追われて
パートやアルバイトを始めて
ギリギリでやりくりしている」
そんな高齢者が増加していると
言われているのですから。

なので
30代中盤を過ぎてから家を建てるなら
老後の暮らしも並行して考えた上で
予算設定を行っていただきたいです。
そして、その予算の範囲内で
実現可能な家づくりをしてくださいね。

それではまた!

 


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